人生のアドバイザー(男性)

他人と比べない生き方

書籍情報

評価
購入形式(紙・Kindle・Audible) 紙のみ
出版社 日本実業出版社
試し読み 可能
紹介ページの充実度 詳しくない(Amazon紹介ページ
誰が書いた本?
著者名 志賀内泰弘
執筆時の年齢(出版年-生まれ年) ●歳(2011年出版-●年生まれ)
※平成18年に「24年間勤めたサラリーマン生活にピリオド」と記載あり、50歳頃の執筆と推測
関連サイト いつも、隣にいる、幸せをお届け いい話の広場
どんな立場で書かれている?(専門家 or 経験者)
著者の職業 某金融機関を平成18年8月に退職。 24年間勤めたサラリーマン生活にピリオドを打ち、現在は、普通では得られない強力な異業種ネットワークをベースにして、コラムニスト、俳人、飲食店プロデューサー、経営コンサルタント、ボランティア活動などで多彩に活躍
経験・キャリアなど執筆背景 サラリーマン時代に人間関係で悩んで病気になってしまったという打ち明け話あり
執筆経験、本書の準備期間
過去の著作点数 10点以上
前作から本書発行までの経過期間 なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?』より約1年
売れゆき(刷数・発行部数、書店ランキングなど)
刷数・発行部数 情報なし
書店などのランキング情報 情報なし
主観による評価
謙虚さ 年齢の割にそれほど “昭和” の臭いは感じない。プライドで凝り固まった鼻につくような表現は一切なく、読みやすい
他書からの引用、参考文献 見当たらず
誤字・脱字 特に気づかず
タイトルと内容のギャップ 問題なし

感想

なるとし
なるとし
この本を自信をもってオススメします!!

ひとことで言えば、とても心がラクになる本である。

内容はと言えば、「人と比べない」という思考自体はそれほど珍しくないので新鮮味はないが、私の研究テーマでもある 「ネガティブ(マイナス思考)の是非」 という観点では、興味深いフレーズが数多くあった。

期待しない

世の中の、ほとんどの人間関係の不満やトラブルのタネは「○○して欲しい」と相手に「期待する」心が作っている。その「期待」が叶えられないから不満に思ったり悩んだりする。つまり「欲」こそが不幸の源なのです。 (p16)

「私は課長くらいがちょうどいい。これ以上、しゃかりきになって働くよりも、家族との時間を大切にしたい。会社の仲間には迷惑をかけるかもしれないけれど、できるだけ有給休暇を取って旅行にも出かけたい」

そんなことを言うと、おそらく、この厳しい社会では「人生をあきらめた人間」だと烙印を押されることでしょう。普通の考え方ではない。一般的ではない。周りのみんなと違っている。時には、「珍しいね」「変わってるね」と言われる。

でも、そういう生き方も間違っているわけではない。あるところでスパッと割り切る。「これくらいが、自分にはちょうどいい」と、次なる「欲」を捨ててみませんか? (p17)

私はこういう価値観が好きである。
はじめから諦めて頑張らない、という訳ではない。

このようにお気楽に考えていた方が頑張れるというか・・・  好きな女の子に目をギラギラさせて、ガツガツとアプローチして引かれてしまうよりは、落ち着いて構えていたいって感じ(えっ意味が分からない?)

成功者は真実を語っていないことを知る
(何かを得るために、別の何かを犠牲にしている)

パッと思い浮かべてみてください。テレビ番組で活躍しているコメンテーター。あちこちの雑誌で取り上げられている評論家。いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちの顔を。

その人たちが自己啓発の本を書くとベストセラーになります。「私もああなりたい」と思って読む。すると、「私でもなれる」と思えてきます。

もちろん本の内容にウソはありません。書いてある通りに実践すれば自分が変えられるし、夢も叶うでしょう。でも、それは物事の一面に過ぎません。

そこには、他人には言えないような「陰でものすごい努力をしてきた」ことは書かれていません。いとも簡単にステップアップしてきたかのように見えます。

だから「私にもできるんじゃないか」と思ってしまう。「成功者」の中のある人は、離婚を経験しています。ある人は、子供が登校拒否になり、フリースクールに通っている。またある人は、年老いた親を遠く離れた老人介護施設に預けっぱなしにしている。それが悪いとは言いません。人生はいろいろ。それぞれの家庭に、それぞれの事情があります。

しかし、有名になるためには、何かを犠牲にしていることが多いのです。誰だって望んで犠牲にしているわけではありません。結果的に、何かを一つ得るために、何かを一つ失ってしまう。 (p80)

気持ちいい!

真偽は分からないが、いわゆる「成功者」は自分にとって良いこと、スゴいことしか書いていないことが多い。

そりゃ家族を犠牲にすりゃ、ビジネスの世界では成功するよね って感じ。

ただ価値観も人それぞれ、テレビ番組で人気の「大家族」だって、貧乏かも知れないけど、ビジネスの世界の【成功者】では得られない幸せや豊かさを感じているはず。

人それぞれなんだから、ビジネス “だけ” の成功者は、偉そうな物言い、上から目線の態度は止めて欲しい。

言っていることは認めるよ、ただその言い方嫌い!

スゴいかも知れないけど、途中で読むの止めちゃうよ。マネできないけど、したくもないし・・・

うまく生きるコツは「どちらも正しい」と思うこと

自分の意見を持たない、ということではありません。相手の意見に迎合しなさい、というわけでもありません。自分も大切、相手も大切。一つのことに固執しないということです。 (p47)

多くの場合、人は自分と意見の異なる人を非難します。自分だけが正しいと思ってしまう。極論すると、そんなささいなことから、戦争さえも起きるのです。自分がいて、他人がいる。100%同じ意見ということはありえません。 (p57)

要は、人は人、自分は自分・・・ ということ。

考え方の違いとして、面白い例が2つ紹介されていた。

トイレットペーパーの三角折の話

「あっ、清掃をしたばかりなんだな」と思う人
「清掃をしている人の指がキレイだとは言い切れない」から不衛生だと思う人

募金活動をする青年の話

被災者のためにたくさんのお金を集めるのが目的なら、街頭募金をするより、自分で土木作業などで稼いだお金を募金に回したほうがいいのでは? いや、お金だけが目的ではない。青少年の心の育成に役立つはずだ!

これが著者の言う「どちらも正しい」である。

「努力」は「必ず」報われるとは限らない

「努力なんてしなくてもいい」など言うつもりはありません。努力は大切です。しかし、何でもかんでも「努力」すれば達成できると思い込むのも疲れてしまいます。 (p158)

・・・しかし、「努力」は「必ず」報われるとは限りません。人間は、それまでの人生によって培われた能力が異なります。まず、「よ~いドン!」と言った時のスタートラインが違います。さらに、生まれ持った性格や体力もそれぞれです。(略)

繰り返しますが、努力を否定するのではありません。でも自分の「能力」以上のものを死ぬまで追い求めるのは危険です。

「もっと年収をアップさせたい」と転職を繰り返したり、事業を拡大したり。今の自分に「ないものねだり」をしていると不幸になってしまいます。物事には順番があります。

まず、目の前にあるものの中から、「今ある幸せ」を探しませんか?  (p160)

【努力すれば必ず願いは叶う】
【あきらめてはいけない。夢は必ず叶うものです】
【成功とは、成功するまで続けることである】

私にとっての ”死語にしたいフレーズ” たち。

貪欲に、ストイックに【成功するまで続ける】気概が必要なときはあるかも知れない。でもそれは強制されるのではなく、自らの意識でそう取り組めるのが望ましい。

そんな夢中になれることを見つけられた人は幸せである。

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