医者・カウンセラー(男性)

医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣

書籍情報

評価
購入形式(紙・Kindle・Audible) 紙/Kindle(Audibleなし)
出版社 KADOKAWA
試し読み 可能
紹介ページの充実度 あまり詳しくない(Amazon紹介ページ
誰が書いた本?
著者名 宮島賢也
執筆時の年齢(出版年-生まれ年) 39歳(2012年出版-1973年生まれ)
関連サイト 宮島賢也 公式サイト
@miyajitti – Twitter
宮島賢也 – Wikipedia
どんな立場で書かれている?(専門家 or 経験者)
著者の職業 薬を使わない精神科医・湯島清水坂クリニック院長
経験・キャリアなど執筆背景 防衛医科大学校を卒業後、循環器内科研修中に1カ月の休職。家庭医に転じるも意欲が出ず、うつ病に。7年間投薬治療を受けても改善せず、試行錯誤するなか、考え方や食生活を変えて人間関係を楽にする「メンタルセラピー」を考案。
執筆経験、本書の準備期間
過去の著作点数 4点
前作から本書発行までの経過期間 薬を使わず治すうつみやじっち先生のメンタルセラピー」から約2年
売れゆき(刷数・発行部数、書店ランキングなど)
刷数・発行部数 2012年9月25日 第1刷
2013年2月26日 第4刷
書店などのランキング情報 情報なし
主観による評価
謙虚さ 医者であるが上から目線な感じは一切なし
他書からの引用、参考文献 見当たらず
誤字・脱字 特に気づかず
タイトルと内容のギャップ 問題なし

感想

今まで私が目にしてきた本とは少し路線が違う。

何が違うかと言うと、著者が【うつを患っていた精神科医】であること、そして【薬を使わずに治した】という点だ。

研修期間が終わると、主治医として担当する患者さんが増えていきます。すると、なかには自殺する患者さんも出てきました。こうなると、「僕の診断や治療が間違っていたのではないだろうか」や「もっと何かできたのではなないだろうか」と、ひたすら自分を責める気持ちや、後悔の念が湧いてきます。さらに、「患者から訴えられたら、どうしよう」という、新たな不安まで生じるようになってきました。 (p31~32)

著者の心労ははかり知れない・・・

私自身の経験だが、薬が効いているのか実感できなかったり、逆に効きすぎたせいなのか、具合が悪くなったりすることがある。日が経てば慣れてくるものなのか分からず、不安が募り、その事情を医師に話すと

「では薬を変えて様子をみましょうか」

となり、次の薬に慣れるのに更に日数を要する。この繰り返しでいっこうに回復に向かう兆しが感じられなかったりする。

すると、働けずに家族や会社に迷惑をかけている自分が嫌になり、自分の存在価値を見失いかける・・・

逆に調子がいいと、本当に病気なのかさえ分からなくなり、休んでいることに罪悪感を感じるようになる。

だから、自らも病んでしまった【精神科医】(現役の医者兼患者)の立場で

「薬を使わずにうつから抜け出し、更には再発させない習慣」

について書かれた本書は、非常に価値があると思う。

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