書籍情報
評価 | |
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購入形式(紙・Kindle・Audible) | 紙/Kindle/Audible ※64個の4コマ漫画の各々に数ページの著者エピソードという構成 |
出版社 | サンクチュアリ出版 |
試し読み | 可能 |
紹介ページの充実度 | 詳しい(Amazon紹介ページ) |
著者名 | Jam ※監修:名越康文(精神科医) |
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執筆時の年齢(出版年-生まれ年) | 年齢情報見つからず(2018年出版) ※1992年~2003年 スクウェア勤務との情報あり(jam-filter.comプロフィールより) |
関連サイト | Jam☆まねきねこのうた連載中 jam-filter.com |
著者の職業 | ゲームグラフィックデザイナー。イラストレーター。漫画家。 |
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経験・キャリアなど執筆背景 | 「Twitterで累計50万以上リツイートされて話題のマンガ」 疲れやストレスを抱えているのにガマンし続けた結果、神経性胃炎で倒れて運ばれた経験あり |
過去の著作点数 | なし |
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前作から本書発行までの経過期間 | - |
刷数・発行部数 | 発行部数18万部突破(Amazon掲載情報) |
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書店などのランキング情報 | 情報なし |
謙虚さ | やさしい語り口で上から目線な感じは一切ない |
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他書からの引用、参考文献 | 見当たらず |
誤字・脱字 | 見当たらず |
タイトルと内容のギャップ | タイトルの「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」は4コマ漫画の中に出てくるキャラの言葉(実際は著者の友人の言葉)。このキャッチーなタイトルは好みが分かれるところ。 |
感想
心を病んでしまう前の「モヤモヤ」した状況、軽度の悩みを抱えている人向けという感じ。
文章だけで経験談を書くと、しんみりとした感じになるが、4コマ漫画にのせて紹介することでソフトな感じに仕上がっている。
個々の漫画の後に数ページずつ、著者のエピソードとアドバイスがのっている。
これがまた語り口がやさしくて、安心する。
ゲーム会社でヒット作品の開発に携わった経験もあり、仕事のエピソードもうすっぺらい感じはしない。一般的なサラリーマンが読んでも共感できると思う。
著者はこんな人・・・
昔はどんなに忙しい時でも、自分のことは後回しにして、友達を優先していました。
職場の人間関係の悩みって、誰しも一度は通る道だと思います。私もそれが原因で辞めた仕事があります。
頑張ってしまう人ほど自分の疲れやストレスを甘く見てしまい、人のことはいたわれるのに、自分のガマンに気づかず「大丈夫」って無理をしてしまう。私も過去にガマンし続けた結果、神経性胃炎で倒れて運ばれるという笑えない経験がありました。
本当にやさしい人なんだと思う。
個人的に共感したのは、以下の2つ。
世の中にはどういうわけか、切っても切っても縁が切れない人がいます。そういう人から離れるために使った労力は、ことごとく無駄に空回りすることが多く、持って生まれた体質と同じくらい諦めるしかなくて…。そういう人は、自分にとってアレルギーのような存在だと思うことにしました。花粉が舞い散る季節のように、そこにいるだけでつらい反応が出てしまう。治すのは困難だけど、よく知ることで発症を抑えるために対策することができるからです。
私はどうしても自分と合わない人や場所というのはあると思います。誰が何か悪いわけでなく、ただ「合わない」だけ。そこで、お互いが幸せになれるかという意味で、合わない人は「幸せの担当」が違うのだと思うことにしました。苦手なAさんにはAさんの幸せの担当の人がいて、私にも別の担当の人がいる。相手を嫌いになって離れていくより、「別の誰かと幸せになって下さいね」って離れていく方が気持ちがいいし、罪悪感も抱えずに済む気がします。

