医者・カウンセラー(女性)

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本

書籍情報

評価
購入形式(紙・Kindle・Audible) 紙/Kindle(Audibleなし)
出版社 飛鳥新社
試し読み なし
紹介ページの充実度 テレビ番組などのメディア掲載情報や出版社による販促情報あり、大変参考になる(Amazon紹介ページ
誰が書いた本?
著者名 武田友紀
執筆時の年齢(出版年-生まれ年) 35歳(2018年出版-1983年生まれ)
関連サイト 繊細の森
@sensainomori – Twitter
どんな立場で書かれている?(専門家 or 経験者)
著者の職業 フリーのカウンセラー(HSP専門)※HSPについては後述
経験・キャリアなど執筆背景 個人向けの人間関係カウンセリングや適職診断(600人以上の繊細さん)
執筆経験、本書の準備期間
過去の著作点数 なし
前作から本書発行までの経過期間
売れゆき(刷数・発行部数、書店ランキングなど)
刷数・発行部数 2018年8月5日 第1刷発行
2020年5月6日 第18刷発行
書店などのランキング情報 ※25万部突破(2020/07/12 Amazon掲載)
主観による評価
謙虚さ 非常に丁寧で優しい語り口
他書からの引用、参考文献 巻末に参考文献(12点)の記載あり
誤字・脱字 特に気づかず
タイトルと内容のギャップ 問題なし

感想

なるとし
なるとし
この本を自信をもってオススメします!!

メーカーで技術者として働いていた著者。入社6年目、あまりの忙しさに部署内で休職者が出始めた頃、重要な仕事をひと区切りした翌朝、会社に行けなくなったそう。

約2年の休職期間中に読んだ『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(エレイン・N・アーロン著)で「HSP」を知った著者は、独学で相談業を始めて、600人以上の「繊細さん」にカウンセリングを通じて、手をさしのべてきた。

※HSP(Highly Sensitive Person)
「敏感すぎる人」「とても敏感な人」の意味で本書では「繊細さん」として紹介

本書は、文中のイラスト、4コマ漫画を見る限り、何となくターゲットは女性かなと感じるし、表紙のデザインも女性っぽいので、男性サラリーマンが書店が買うには少々抵抗があるかもしれない。

しかし、本文の事例には男性も出てくるし、技術者として表彰された経験もある著者のアドバイスに薄っぺらさは感じない。同じ「繊細さん」に対して、優しく語りかけてくれる感じで好感が持てる。

【繊細さ】を長所として生かす、というアプローチは目新しくはないが、以下については考えさせる部分があり、非常に参考になったのでピックアップしておく。

「繊細さん」にとっての最大の罠

繊細さんにとっての最大の罠は「相手の”わからない”という感覚が、わからない」ことなのです。 (p91)

「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さんに接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです。 (p92)

「繊細さん」は手を貸すタイミングが早い

繊細さんは相手の様子や周囲の状況を細やかに感じとり、過去の結果を参照しながら、「同僚の仕事はこのままじゃうまくいかないだろうな」「この調子だと、夫は風邪をひく」など、未来を予測します。相手自身が「このままじゃ危ない」と自覚するよりもずっと早く、相手の危機に気づくのです。気づくのが早いからこそ、助けるタイミングも早い。でも、先回りして相手を助けることは、必ずしもいい結果をもたらしません。 (p128~129)

自分から変わろうと思うためには、一度、底を打つ必要がある。何度も仕事で失敗したり、寝込んだりと、ほとほと嫌になる経験をして初めて、「このやり方じゃダメだ! どうにかしなければ!」と思えるのです。

先回りして手助けすることで、問題が、本人にとって「問題ない」、あるいは「多少困る程度」に和らげられてしまう。そのため、変わろう、変えようと思えず、同じ問題を繰り返す。つまり、先回りして助けることは、相手を助けているようで、かえって同じ問題の繰り返しを助長するのです。 (p130)

私自身、頼まれてもいないのにフォローに入ってしまうことが多々ある。

部下がこのタイプだと本当に厄介極まりない。
フォローに入らないと自分の仕事が増えてしまうからだ。

部下の成長を思えば、少々痛い目に合ってもらわないといけないのだが・・・

「いつも私だけ忙しい」から脱出するには

なぜ、繊細さんは忙しいのでしょうか?

繊細さんは非・繊細さんよりも多くの物事に気づくため、気づいたことに片端から対応していると、処理する量が単純に多くなり疲れ果ててしまうのです。

そのため、気づいたことに半自動的に対応するのではなく、対応すべきものと放っておくものを自分で選ぶ必要があります。 (p172)

【気づく】まではOK!

対応するかどうかは【自分で選ぶ】
・ サクッと終わるなら対応してもOK
・ 芋づる式にやった方がいいことが出てきたら、いったん手を止める
・ 致命傷でなければ、対応せずに放っておく(気づいても対応しない)

【気づかない同僚】を思い浮かべて・・・

「あの人でもここまでやるだろうか」と考えてみる
【率先して動く】をやめて、職場でぼーっとしてみる

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