医者・カウンセラー(男性)

マンガでわかる うつゼロ うつが抜けていく”心のゴミ出し”

書籍情報

評価(星5個中)
購入形式(紙・Kindle・Audible) 紙/Kindle
※マンガ
出版社 マキノ出版
試し読み 可能
紹介ページの充実度 あまり詳しくない(Amazon紹介ページ
誰が書いた本?
著者名 宮島賢也、村井美月、田中ひろみ
執筆時の年齢(出版年-生まれ年) 47歳(2020年出版-1973年生まれ)※宮島賢也
関連サイト 宮島賢也 公式サイト
@miyajitti – Twitter
宮島賢也 – Wikipedia
YSこころのクリニック
どんな立場で書かれている?(専門家 or 経験者)
著者の職業 精神科医 ※宮島賢也
経験・キャリアなど執筆背景 自身もうつ病の診断を受け、7年間うつに苦しんだ経験を持つ。うつを克服してからは、薬を使わない精神科医として、うつ病などの精神疾患の寛解、再発予防の支援を行っている。
執筆経験、本書の準備期間
過去の著作点数 『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』など10点以上
前作から本書発行までの経過期間 『心が折れない子を育てる親の習慣』より約1年
売れゆき(刷数・発行部数、書店ランキングなど)
刷数・発行部数 情報なし
書店などのランキング情報 情報なし
主観による評価
文体・雰囲気・謙虚さ 普通。表紙の色合いやテイストがベストセラーの『うつヌケ』を連想してしまうが気のせいか・・・ 出版社の狙いだとすると少々嫌な感じがする。
他書からの引用、参考文献 巻末に参考文献3点(自著1点含む)明記あり
誤字・脱字 あり
タイトルと内容のギャップ 問題なし

感想

登場するキャラクターは、人間として登場する著者二人(精神科医の宮島氏、睡眠改善トレーナーの美月氏)を除いて、すべて動物。絵のタッチも児童書にあるイラストのような感じなので、良くも悪くも全体的にほんわかした感じの仕上がり。

大半のページを割いて、IT企業勤務でSEの34歳男性役のネコ、旅行代理店勤務で上司との関係に苦しむ30歳女性役のウサギが宮島先生と取り組む、ワークについて説明。

ワークは4種類。

・ 心のゴミ出し(マイナスのゴミ、プラスのゴミの順番で両方書き出す)
・ 完璧愛ポスト(悩んでいること、「これでよかった」と思える理由を書く)
・ 美点発見ワーク(関わる相手の美点を書きだす)
・ 回復ノート(昨日より少しでも良くなったことを良くなっている前提で書く)

ネコとウサギの他には、引きこもりの息子のことで悩む母親(サル)、息子を事故で亡くした父親(コアラ)のみで、バリエーションに乏しく、少々物足りない印象。

ラストは、うつ経験者の宮島氏と強迫性障害に苦しんだ過去を持つ美月氏との対談。

※元ナースの田中ひろみ氏は本書でイラストを担当

本書の場合、紹介されているワークを自らやってみて、効果や変化を実感できて初めて、良さがわかるのかも知れない。

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