この記事では、運営者なるとしが「メンタル本大賞」のコンテスト企画を考えた背景について書きたいと思います。
「メンタル本大賞」のサイトとTwitterを開設して、3日がたちました。

フォロワー数 5人
って(汗)
まぁ、もともと私個人のTwitterアカウント(@bizlabook)も100人ちょいなので仕方ないですね。
フォロワー数 100人ちょい?
去年の8月から始めて!?
こちらも驚かれそう(汗)
どちらも、末永く見守っていただけると嬉しいです。
「メンタル本大賞」を決めるWEB投票について、フォロワーさんの皆さんにお願いしたいと考えているので、できるだけフォロワーさん増やしたいです。
このままだと切ないことになりそうなので・・・
ご支援宜しくお願いいたします!
「メンタル本大賞」を企画したワケ
私は、十数年前(30代前半のとき)に、うつ病になってしまいました。詳しくはこちらにも書きましたが、人生をあきらめようと思ったことがあります。
苦痛を感じずにこの世からいなくなる方法はないか?
残る妻と息子に迷惑をかけない<完璧>な方法はないか?
真剣に考えていました(気持ち悪くさせたらスミマセン)。
でも、結局なかったんですよ・・・ そんな方法。
自分が死ぬことで全てが終わる、そんな<完璧>な仕事ができるはずもない。家族を必ず、お金の面、精神的な面で破滅に追い込んでしまう。
それに気づいて、今こうして【頑張って】生きています。
いや正確には 頑張らないことを【頑張って】生きています。
最近読んだ本に次のようなフレーズがありました。
人にどう思われるかを基準にするのではなく、褒められようが褒められまいが、自分が本当にやりたいことを、評価に関係なくすることが、あなたが自分の良さを生かして生きるために大切です。
出典:『あきらめる勇気』(古宮昇 著/フォレスト出版)
他人の「評価に関係なく」がポイントですね。
私たちは「人に認められたい」と思ってしまう生き物ですが、自分にとって「本当にやりたいこと」であれば、やり続けられる。
そして、著者の古宮氏はこうも言っています。
充実した人生を生き、さらには自分が価値ある人間だと感じられるために、大事なことが2つあります。
1つ目は、前章で明らかにした、自分にとって「高い価値観があること」=「ホンネで大切なこと」を生活の中心に置き、それにまい進すること。
2つ目は、自分の「ホンネで大切なこと」を通して人の役に立つこと。
その2つをおこなうことで人は心地よさを感じることができます。そもそも人は、気持ち良くないとやらないものです。
出典:『あきらめる勇気』(古宮昇 著/フォレスト出版)
他人から評価されることを求めてはいけないけれど、「人の役に立つこと」をしなければならない。
私が働けなくなって、どん底に落ちたときに救ってくれたのは、家族や主治医の先生でした。
しかし、心の支えとなってくれたのは、当時読みあさったメンタルヘルスの本だったように思います。
本を通して何か役に立てないだろうか・・・
私はずっと考えてきました。
ようやく、夢中になれること、何か人の役に立てそうなことが見つかったような気がしています。
フォロワー数100人なのにナゼ今?
1,000人になったらやる?
それとも10,000人超えたら?
企画を思いついた背景
趣旨については、「メンタル本大賞」サイトに文章で書いたのですが、図解すると次のような感じになります。
※クリックすると拡大画像を表示します。左上から右下に斜めに目で追ってみてください。

「生きづらさ」を感じたり、「しんどい」と感じている人は、軽度であれば時間が経てばいつの間にか調子が戻ってくることもあるでしょう。一般的には、次の2つの行動を取るのではないでしょうか。
- 信頼できる人に相談
(家族、友人、先輩・上司・先生など) - ストレス発散
(趣味、仲間とのコミュニケーションなど)
正しい知識を得るために、あるいは相談相手がいない場合には(特に今は新型コロナで行動が制限されていますし)、インターネットで情報を検索したり、本を探したりすることが多いのではないでしょうか。
以下のような異変を感じた際は、インターネットの情報に頼らず、速やかに医者やカウンセラーなどの専門家の指示に従うべきです。
<身体面の症状>
・疲労、倦怠感
・動悸、めまい、頭痛
・不眠、食欲不振 など
<心理面の症状>
・ゆううつ
・不安、緊張、怒り
・幻聴 など
<生活・行動面の変化>
・生活の乱れ
・行動の変化
・自傷行為
・ひきこもり など
(参考)厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」総合サイト より
- 心のクリニックを受診することに抵抗感がある
- 症状が回復しないことに対する焦りや不安が生まれる
- 医者やカウンセラーとの相性、治療方針に疑念を抱くことがある
- インターネットの情報や本が多すぎて取捨選択が難しい
精神疾患に対する認知や理解が進んだ結果、心療内科などの心のクリニックは、以前に比べて受診しやすくなりました。
しかしながら、苦しんでいる当事者を含めて、いまだに精神疾患に対する偏見や抵抗感を抱いている人は少なくないのが実情だと思います。
いざ、クリニックを受診しても、症状がいっこうに改善されない場合には、焦りや不安を抱くことがあります。
私たちはクリニックの受診前後にかかわらず、対処法や医学的な知識を得ようと、インターネットや本で情報収集を試みます。
残念ながら、インターネットの情報は信頼性に懸念がありますし、本も似たような本だらけ。どちらも取捨選択が難しいと思っています。
- 読者が読んで【心が楽になった】本
- 医者やカウンセラーなどの専門家がオススメする本
これだ!
と思いました。
「本屋大賞」などをはじめ、本の大賞企画は数多く存在しますが、「生きづらさ」を感じている読者向けの大賞企画やコンテストは、なぜか今のところ見当たりません。
ネガティブに受け止められがちであった「メンタルヘルス」は、もはや誰しもが他人事では済まされないテーマとなりました。
これが「メンタル本大賞」コンテスト企画を立案した理由です。
※将来展望はこちらに書きました。
ノミネート作品の選定基準
メンタルヘルスをテーマにした本(メンタル本)についての話に移りますね。
メンタル本は健康や医学に関するテーマが多いのですが、中にはビジネス・自己啓発寄りの要素が強い本もあります。
しかし、同じようなタイトルの本でも、成功者やビジネスエリートたちが書いた本の中には、「努力が足りない」とばかりに「ゴリゴリ」にスキルアップを迫るようなハードな内容の本もあります。
心が折れてしまい、ヘトヘトになった読者が後者の本に出会ってしまったら、ダメージはいかほどでしょう。
もはや悲劇でしかありません・・・
一方、まだ元気が残っている読者にとっては、前者の本では「ゆるい」と感じる場合があるのも事実です。
見誤って読んでしまうと、両者にとって不幸な本との出会いとなってしまいます。
「メンタル本大賞」でノミネートしたいと考えている本は次のような本です(ご存知の本も多いと思います)。
直近3年以内に刊行された本がいいのではないかと考えて、初回は2018年1月~2020年12月に刊行された書籍を対象とする予定です。
ただし、投票の際には他の書籍を挙げていただくことも可能なルールにしたいと考えております。
「しんどい」と感じている人の中には、本を読むことに限らず、本を探すこと・選ぶこと自体に負担を感じている人も多いと思います。
「メンタル本大賞」の “受賞” という(読者・専門家による)お墨付きを与えることにより、このような方々にも本を手に取ってもらいやすくなり、元気を取り戻せる読者が増えることを期待しています。
「しんどい」「生きづらい」と感じていた人が、日本の経済成長の原動力となり、ビジネスエリートとして活躍する。そんな日が訪れたら最高だと思います。
元気を取り戻した暁に「病気になってよかった」と嬉しそうに語る読者が一人でも多く出てくれると信じて、「メンタル本大賞」を実現・継続していきたいと考えています。
「メンタル本大賞」サイトに詳細情報を掲載しております。
お立ち寄りいただけると嬉しいです。


