紹介本 | もしかして、適応障害? 会社で“壊れそう”と思ったら | 新版 マジメすぎて、苦しい人たち | 新版 適応障害のことがよくわかる本 |
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フォーマット | 紙/Kindle版あり | 紙/Kindle版あり | 紙/Kindle版あり |
発行 | 2019年11月 | 2019年2月 | 2018年10月 |
出版社 | CCCメディアハウス | WAVE出版 | 講談社 |
著者 | 森下克也 | 松崎博光 | 貝谷久宣(監修) |
1962年生まれ 心療内科医 |
※年齢不明 ストレスクリニック院長 「ストレス医となって四十年弱」との記載あり |
1943年生まれ 心療内科・精神科の医療法人理事長 |
なるとし
2018年以降に出された本の中から「適応障害」について書かれたオススメ本を選んでみたよ。
どんな人が書いた本なんですか?
なるとし
3冊ともお医者さんの本だよ。最近は、著者自身が病気で苦しんだ経験をもとに書かれた本も増えてきたけどね。
ええ。経験者が描いた漫画がTwitterなどで話題になって書籍化されたりしてますもんね。
なるとし
そうだね。自分の闘病経験が他の苦しんでいる人に役に立てば・・・という気持ちで書かれた本が世に出るというのは、素晴らしいことだと思う。
今回のオススメは3冊ですけど、どれを読めばいいんですか?
なるとし
手軽に病気のことを知るという意味では『新版 適応障害のことがよくわかる本』がイラスト・図解がメインなのでいいと思う。
まえがきにある監修者の言葉が少々きついし、カスタマーレビューを見る限り否定的な意見もあるので、判断がわかれるみたいだけど・・・
そうなんですか!? 確かに弱っている時に厳しいことが書かれていると辛いかも。でも、苦しんでいる大切な人を思う家族や身近な人が病気のことを知るために読むなら、イラスト・図解本の方が良さそうですね。
なるとし
そうだね。ちなみに一番苦しんでいる人に寄り添っている感じで優しい文体なのは『マジメすぎて、苦しい人たち』かな。
前半は、ストレス社会のことや病気のメカニズムのことなんかの説明が多くて、少々堅苦しいんだけど、後半にある「よい医者10カ条」や「医者に伝えてほしいこと」がいい! 治療法や薬のことについての説明もひと通りあって、これから病院に行こうか迷っている人、医者や治療方針について迷いが出てきた人には良い本だと思う。
医者や教授とかが書く本って、上から目線で鼻につく本多いですからね。
なるとし
ほんとに何様? って本あるよね。その点『もしかして、適応障害?』も謙虚な感じの文体で心配ないよ。
著者自身も大学病院で働いているときにストレスで苦しんだ経験を明かしているし、少しでも読者に弱い部分を見せてくれる著者って共感するし、私はそういうスタンスが好きなんだよね。
わかります! 著者とは言え、少しでも「あっ自分と同じだ」なんて感じる部分があると、書いてあることを実践してみようって思えますよね。
なるとし
そうそう、そこ大事。あとこの『もしかして、適応障害?』にはね、休職中の過ごし方や復職のしかたや心構えなどが詳しく書かれているんだ。私自身、休職と復職を何度か繰り返してしまった経験があるので、この本が当時あればなぁ、なんて思ったよ。
確かに。そう言えば、復職に関してのアドバイスって、あまりページを割いて教えてくれる本ってなかったような気がします・・・
なるとし
うん。読むべき本って、読む人が誰なのか(苦しんでいる本人?家族?)や病気の状況にもよって異なるはずなんだけど、書店に行ったり、サイトでパッと見ただけでは分からないんだよね。
場合によっては、同じように苦しんでいる人の漫画の方が親しみやすいこともある。仲間がいる!って励みになるかも知れないから、必ずしも医者が書いた本がいいってわけじゃないし・・・
そうですね。次は病気で苦しんだ経験者の本も紹介して欲しいですね。
なるとし
了解。では乞うご期待!!
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