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【適応障害】本のピックアップ

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【適応障害】の本をピックアップしました(随時更新)。発行年月が新しい順に並んでいます。

※【適応障害】以外の【うつ病などの心の病気】本はこちら

心や体に異変を感じたら、早めに医師やカウンセラーに相談して指示に従いましょう。

【心の病気】といっても、種類や症状はさまざまです。「本を読んでから」と悠長に構えるのは禁物です。早めの治療開始が早めの回復につながると思いますので。

『適応障害 治した私/支えた私』乃樹愛 著(2020年)

フォーマット Kindleのみ
評価
発行 2020年9月
出版社 ナンバーナイン
著者 乃樹愛
@NokiaProduction -Twitter
@n0kia_ksnk -Twitter
のきログ
1994年生まれ(執筆時:26歳)
マンガ家。大学卒業後、入社した教育関係の会社で適応障害を発症。休職の末、退職。闘病生活を乗り越え、その時のことを漫画にしてSNSにて『適応障害になった話』を掲載。
著者自ら企画して、クラウドファンディングで書籍化のための資金を募った作品(32人の支援者より122,000円)。

12名の適応障害の闘病者たちの闘病談をマンガ化。病院にまだ行っていない人が読んで「私も病院行ってみよう」というきっかけにはなるかも知れない。

※前作の紹介記事はこちら

『もしかして、適応障害? 会社で“壊れそう”と思ったら』森下克也 著(2019年) ★オススメ3選

フォーマット 紙/Kindle
評価
発行 2019年11月
出版社 CCCメディアハウス
著者 森下克也
もりしたクリニック
東洋経済オンライン
1962年生まれ(執筆時:57歳)
心療内科医。もりしたクリニック院長。うつや睡眠障害、不定愁訴の患者に対し、きめ細やかな治療で応じている。

なるとし
なるとし
この本を自信をもってオススメします!!

大学病院という巨大組織ゆえのストレスに苦しんだ自身の辛かった経験をふまえて、ずっと適応障害についての本を書きたかった、と明かしている著者。単なる医学的な解説本ではなく、現実のストレスの現場に即したセルフコントロール本をめざしたという著者の熱い思いが伝わってくる本。

自宅安静の3ステップ(①ダラダラ期、②活動期、③復職期)や復職に立ちはだかる3つの壁などについての説明は、休職と復職を繰り返してしまう読者にとって大変参考になる(詳細記事はこちら)。

『新版 マジメすぎて、苦しい人たち』松崎博光 著(2019年) ★オススメ3選

フォーマット 紙/Kindle
評価
発行 2019年2月
出版社 WAVE出版
著者 松崎博光
※公式webサイト見つからず
●年生まれ(生年不明)
ストレスクリニック院長。外来精神医学、心身医学、精神分析学が専門。M’s理論提唱者。「ストレス医となって四十年弱」と記載あり。

なるとし
なるとし
この本を自信をもってオススメします!!

心を病んでいる方向けのやさしい著者の人柄(推測)が感じられる文体。非常に好感が持てるし、随所にイラストも入っていて読みやすい本。これから医者に初めてかかろうとする人向けの基礎知識がまんべんなく得られる。

「医者」という看板を出していながら、「本当に生きた人間の患者さんを診る医者なのか?」と疑問符がつくような医者が多いという自虐をふまえた、「よい医者10カ条」や「医者に伝えてほしいこと」は大変役立つと思う(詳細記事はこちら)。

『なんで私が適応障害!? 暗闇の中で光を見つけた私。』乃樹愛 著(2018年)

フォーマット 紙/Kindle ※マンガ
評価
発行 2018年12月
出版社 合同出版
著者 乃樹愛(解説:鈴木由香)
@n0kia_ksnk -Twitter
のきログ
1994年生まれ(執筆時:24歳)
マンガ家。大学卒業後、入社した教育関係の会社で適応障害を発症。休職の末、退職。闘病生活を乗り越え、その時のことを漫画にしてSNSにて『適応障害になった話』を掲載。
マンガなので手軽に読める。病院にまだ行っていない人が読んで「私も病院行ってみよう」というきっかけにはなるかも知れない。

著者を支えてくれた「こんな素敵な恋人、私にはいないよ」という読者の声が聞こえそうだが、女性読者は共感しやすい内容かも(過去記事はこちら)。

『新版 適応障害のことがよくわかる本』貝谷久宣 監修(2018年) ★オススメ3選

フォーマット 紙/Kindle ※イラスト・図解メイン
評価
発行 新版 2018年10月(初版は2012年)
出版社 講談社
監修 監修:貝谷久宣
貝谷久宣 – Wikipedia
理事長の治療方針 | 心療内科・精神科の医療法人和楽会
1943年生まれ(新版/監修時:75歳)
医療法人和楽会理事長。医学博士。

なるとし
なるとし
監修者の言葉は少々気になるが、本の中身については自信をもってオススメします!!

イラスト・図解中心で非常に読みやすい本。体や心に異変を感じたとき、まずこの本をさらっと目を通すだけでも、今後の対策はしやすくなると思う。

手軽に読めるので、家族や周囲の身近な人にも是非読んで欲しい。そして、苦しんでいる大切な人を支えてあげて欲しい。まえがきにある監修者の言葉には不信感を抱く読者が多そうだが、中身は本作りに携わった出版社の方々が丁寧にまんべんなく、まとめてくださったように感じる(過去記事はこちら)。

【適応障害】本(2018年以降発行)のオススメ3選 紹介本 もしかして、適応障害? 会社で“壊れそう”と思ったら 新版 マジメすぎて、苦しい人たち 新版 適応障害のことが...

『わたしは適応障害』大井駒子 著(2017年)

フォーマット 紙/Kindle
評価
発行 2017年10月
出版社 彩図社
著者 大井駒子
※公式webサイト見当たらず
●年生まれ(生年不明)
「2001年に27歳」との記載あり。2児の母親(家族は夫、娘と4歳下の息子)。適応障害、うつ、対人恐怖症、アルコール依存、睡眠障害、育児ノイローゼ。執筆現在も入眠剤、抗酒剤の服用を継続。
著者自身の体験談がメイン。冒頭と後半の約3割は、病気や向き合い方について書かれているが、残りの大半はこれでもかと著者の辛かったエピソードが語られている。

「適応障害ってどんな病気?」「適応障害とうつ病の違い」「認知行動療法とは」などの説明はあるものの、出典や引用について明記がないのが残念(過去記事はこちら)。

『ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術』岡田尊司 著(2013年)

フォーマット 紙/Kindle
評価
発行 2013年5月
出版社 幻冬舎
著者 岡田尊司
岡田クリニック
岡田尊司 – Wikipedia
1960年生まれ(執筆時:53歳)
精神科医。岡田クリニック院長。山形大学客員教授として、研究者、教員の社会的スキルの改善やメンタルヘルスにも取り組む。
同業の医者やカウンセラーなどに専門知識を教えているような文体なので、病気で苦しんでいる読者向けに書かれているようにはあまり感じられない本(論文を本にした印象)。

家族や身近な人が読むには参考になるかも知れない。学校、職場、家庭などのシチュエーション別の適応障害について書かれており、ターゲットは幅広いと思う(過去記事はこちら)。

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